「あけましておめでとうございます」 2019/01/01
皆様、本年も宜しくお願い致します。
年賀状のやりとりをさせて頂いております方の元にはこの賀状が届いているかと思いますが、信者様の中には、家の宗旨の都合で、御案内の手紙をお送り出来ない方もおられます。そういった方々には、こうしてHP上で御挨拶させて頂ければと思います。
合掌 釋興真
「今年もお世話になりました」 2018/12/31
あれよあれよという間に、平成最後の大晦日となってしまいました。
皆様、今年も大変お世話になりまして、誠に有難うございました。
奉仕の皆様がバッチリ準備して下さいましたので、除夜の鐘に始まる
年末年始の諸行事もこれで安心。いつもながら感謝です。
例年通り、除夜の鐘は23時50分から撞き始めます。お参りに来られた
方全員が撞けますので、安心してお越し下さい。
(今日夕方五時半の鐘楼堂です。真夜中みたいですね)
(本当に真夜中の様です)
(こう見ると、開基上人像が常に本堂を見守って下さっているのが解ります)
それでは、近隣の皆様は鐘楼堂前で今夜後程、遠方の皆様方におかれましては、どうぞ良いお年をお迎え下さい。
合掌 釋 興真
りんちゃん頑張れー! 2018/9/8
この写真の子猫、今年から寺族となった鈴ちゃんです。
お仏壇のチーン!って鳴らすやつ。あれ鈴と書いて「りん」と読みます。
寺族らしい名前で可愛いでしょう。シンガプーラって言う、世界最小種の猫です。大人でも2㎏位のとってもちっちゃい猫なのですが、この子は大きい方で、2.5㎏近く有る健康優良児です。
いつも皆さんに可愛がってもらっているのですが、去年の10月生まれの女の子なので、いよいよ避妊手術の日が来ました。朝一旦動物病院でお別れ。
「どこに行くの?」みいたいな目で見つめられて切ない想いをしながら、獣医師の先生に丁重に御挨拶「何卒宜しくお願いします!」
先程電話が有り、「無事手術完了」との事で、まずは一安心。
明日朝お迎えです。大好物のちゅーる沢山あげるからね、頑張れりんちゃん!
御参列御礼「平成三十年度・報恩講法会」 2018/9/3
皆様、こんにちは。住職の釋興真です。
毎回そうなのですが、今回の報恩講も、本当にアッと言う間に一瞬で過ぎ去ってしまいました。この三日間で、三つ歳を重ねた様な気が致します。(笑)
大変重いテーマの法話を二日連続で予告してしまった私の戦略ミスで、一番多く参列者が来られる中日の参列者を減らしてしまったものの、トータルでは前年比並みと、かなり健闘した結果となりました。また、法話を聞いて頂いた皆様には、大変満足して頂いた旨の声を多く頂きましたので、本当に良かったと思います。但し、本来ならもっと多くの方達を法会に導く事が出来た筈。反省材料は、来年の法会に必ず生かしたいと思います。
そして、今年の報恩講の私の挨拶文を、以下に掲載致しますので、御一読頂ければ幸いです。
中日の昼食のカレーは大好評でした。これからも継続します。
私としては大変ですが・・・(;^_^A がんばるぞ‼‼‼
そして、作ったばかりのこの礼状。早速深夜ですが投函して来ます。
御参列頂きました皆様には厚く御礼申し上げます。
合掌 釋 興真
「平成三十年度・報恩講法会」(続報) 2018/8/23
皆様、こんにちは。こちらではお盆が過ぎて例年通り急に涼しくなっていたのですが、また暑い日がブリ返して来ました。報恩講の栞の事前配布の為地元を車で回っていますが、車外温度計は日中38度位で安定して暑いです。(;'∀')
でも、昨年は散々だった田んぼの稲が、今年は美しく穂を垂らし始めています。今年のコメは美味しそうですよ!
去年、農家の方々がガックリ肩を落としているのを見ていたので、今年は暑くて大変だけど、皆さんが喜んでいると思えば、この暑さも有り難く思えて来るので不思議です。
さて、今年の報恩講から、三日間の法会の中日(日曜日)の昼食を、予約者以外の方にも食べて頂ける様にします。メニューは一つ、「カレーライス」だけ。予約者以外の方は、会館でお賽銭300円以上入れて頂ければ1杯差し上げます。美味しいと評判の選擇寺カレー。この機会に是非お試し下さい。そして、昼食後、午後のお勤めにも是非御参列下さい。どうぞ宜しくお願いします。
合掌 釋興真
「平成三十年度・報恩講法会」 2018/8/16
皆様、こんにちは。今年の夏は天候が本当にオカシイですね。
体調管理にはくれぐれもご留意願います。
さて表題の件、苦労して作った「御参拝の栞」、昨年よりは少しだけ早く印刷会社に出稿出来たので、来週早々には出荷見込みとの事です。永代経より大幅に部数を増刷し、栞もズッシリ18ページの自信作。来週後半頃から地元での事前訪問活動を開始しますのでお楽しみに。
申し遅れましたが、日程は9月1日(土)~9月3日(月)です。
それと、今回初の試みとして、報恩講初日の前日である8月31日の朝刊の折込広告を実施します。対象は「岩手日日新聞」さんで決まり。理由はただ一つ、H27報恩講での「一光三尊佛奉迎」を取材して記事にしてくれたから。
世帯数は範囲指定したところ、5050軒分だそうです。効果アリと判断すれば、今後の広報戦略として積極活用したいと考えております。
大切なこのみ教えを伝え遺すという事が、これほど難しい「仏教衰退の時代」にお寺を預かる身となった事は、大変な苦労が伴うのは勿論ではありますが、反面、大きな挑戦と自分の覚悟が試される局面であるとも言えます。
こんな私ですが、皆様のお役に立つ様、精一杯努力して参ろうと思いますので、この一本の白い道(次の報恩講の法話で話します・・・日曜午後分)を、私と共に渡って頂ければ、誠に幸いです。
合掌 釋興真
「平成三十年度・永代経法会、御参列御礼」 2018/6/18
皆様、御無沙汰しております。
標題の件、事後報告になりますが、今年の永代経法会に御参列頂きました皆様への御礼の記事を、別ページのFacebookにアップしておりますが、こちらにも同じ内容でアップしておきます。S様、更新頻度が少なくてゴメンなさいね。出来るだけ更新して行こうと思っています。もしよかったらFacebookのページも覗いてみて下さい。これから時々書き込もうと思っています。URLは以下。
https://www.facebook.com/真宗高田派霊鷲山選擇寺-1834677053520770/
さて本題に戻ります。今年の永代経ですが、それ程大きな伸びでは無いものの、一歩一歩、着実に参列者数を増やしつつあり、この点は前向きに評価出来ると思います。しかし、今回の法会では、あの一光三尊仏奉迎記念報恩講法会(H27年度)の時と同じ部数の栞を印刷し、事前配布活動を強化して、400部以上の事前配布と訪問活動を行って参りました事を考慮すれば、今の時代で法会の参列者を増やす事が如何に難しい事であるかを、改めて思い知らされる訳です。もし、こういった事前の対策を怠り、漫然と前例を踏襲していたらどうなっていたか?…と考えると、心の底からゾッとする、そんな結果でした。
「結果として参列者数を増やす事が出来たのだから、もっと前向きに考えたい…」という気持ちもありますが、「日本全体に蔓延する仏教衰退の風潮」という厳しい現実を肌身に感じる立場であるが故に、なかなかそんな気分にはなれません。高田本山から送られて来る「宗報」には、「またか…」と溜息が出て来る様な、廃寺・合併・兼務代務者就任などの悲しい知らせが時々届けられます。文化庁の宗教統計調査もしかり。我が国の仏教徒は毎年50万人ペースでの減少を続けています。
正に末法の時代。だからこそ、こういった厳しい現実に向き合い、自分が当事者として直面している問題なのだという危機感を持つ事が、今の時代にお寺を預かる立場の住職には必要だと、改めて強く感じます。
ただ、本山からは御影堂と如来堂の二堂が国宝に指定された事を契機に、参列者が増加中との嬉しい知らせも入ってきており、「正しく汗を流せば、昨今の仏教衰退の風潮にもしっかりと抗える」のだという事を教えられている様な気がして、救われる思いがするのもまた、厳然たる事実ではあります。
馴れないFacebookをこれから少しづつ活用して行こうと思っておりますが、中々手が回りませんので、遠方の方などにはお寺の様子を報告出来ず、心苦しい限りです。少しづつ改善して行く所存ですので、少々お待ち下さい。
それでは、そんな「何とも明るい気持ちになれない住職の心情」が綴られた、御参列の礼状を添付します。今読み返すと、「濁ってるなぁ…」と苦笑するばかりです。 合掌
それでは、今年の「御参拝の栞」に記載させて頂きました、私からの挨拶文をここに転載致します。
「 御 挨 拶 」
今年も「霊鷲山選擇寺永代経法会」の季節となりました。
来年五月には我が国の元号が変わる訳ですから「平成」という元号の下で執り行われる最後の永代経となります。
毎回毎回、「一期一会の法会…」と自分に言い聞かせて、 その務めを果たして来た私ですので、本来ならその事自体に特別な意味は無く、一時一刻が全て「唯一無二」の時間であり、「諸行が無常である」という普遍の真理を、深く自覚しなければならない立場である事は、頭では理解しているものの、この三十年を振り返って「経験した事」「得られた事」「失った事」などを省みるに、特別な想いが胸に込み上げて参ります。皆さんはどう感じられますでしょうか? 私は唯ひたすらに、亡くなって行った方達への惜別の情が込み上げて参ります。楽しかった事、辛かった事など、想い出は沢山有るのですが、何故かもう二度とこの娑婆世界では同じ立場で会う事の出来ない方達に対する惜別の情だけが、突出して胸に込み上げて来るのです。そして、この感情が、「私だけの稀有な想い」という訳では無く、皆さんも恐らく同じ気持ちなのではないか?という事も、解る気がするのです。
人は必ず誰しも何時の日か死を迎える訳ですが、こうやって無意識の内に、故人への断ち難き惜別の情を、歳を重ねるに従って「一つ、また一つ…」強く心の中に刻んで行く事で、次第に「自分にも訪れる死」に対する諦めや覚悟を積み重ね、ほんの少しばかり強く、そして賢くなって、それでも自分の力では何一つ出来ない弱い弱い立場になって死んで行く… 私達人間は、そんな生き物なのかも知れません。死ぬ時は、どんな金持ちであろうと、地位や名誉の有る者であろうと、何も手にする事は出来ないのです。当たり前の事です。
「全てを失い、何の力も無く、真っ暗な死の世界に入って行かなければならないその瞬間」、人はどれ程恐ろしく、心細い思いを味わう事になるのでしょうか?…人が死後、その身を硬直させるのは、その恐怖によるものではないかと言われる所以です。想像する事も出来ない恐怖の世界…でも、同朋の私達には六字の名号が有る。彌陀の摂取の光明に包まれ、誰もが安らかな顔をしていて、身心柔軟である事は「不可思議」以外の言葉では到底説明のしようもない訳であります。有り難いではありませんか、皆さん!
この一年、また何名かの同朋の方々を導師としてお送りさせて頂きましたが、この点については本当に例外というものが無い事に、改めて驚かされます。
そしてまた、私の心の中に新たに加わった、唯一無二の「惜別の情」達と共に、その責務を果たす時が来ました。
「平成三十年度・霊鷲山選擇寺 永代経法会」
今迄と何一つ変わらぬ想いで、「二度と繰り返される事の無い、一期一会の法会」として、しっかりと勤め上げて参りたい。そう決意を新たにする次第でございます。
さて、例年は冒頭に挨拶文を掲載させて頂いておりましたが、今年は趣を変えて、初めて御参列頂く方や、み教えに関する知識が豊富とは言えず、「正直、難しくてよく解らない…」と感じておられる方々を念頭に入れ、自分としては「解り易くて親切な解説」を心掛け、「そもそも論」的な説明をさせて頂きました。未熟者の私の解説でありますから、その内容は稚拙であり、恥を承知の上で、「勇気有る一歩」を踏み出したものと御理解頂ければ、誠に幸いでございます。そして、毎度の事乍ら、此度の法会の開催準備に御尽力頂きました皆々様に厚く御礼を申し上げて、私からの御挨拶に代えさせて頂きます。
合掌 釋興真
<追伸>
先程お話した「御参拝の栞」で解説させて頂いた内容(そもそも論的な・・・)は、多くの方々にお話ししたい思いで書かせて頂いた内容ですので、このページにも転載しておこうと思います。お時間が有りましたら、添付の画像データになっております1~2ページの文面を御一読頂ければ誠に幸いです。
以上、事後報告となり恐縮ですが、今年の永代経法会について御報告申し上げます。御参列頂きまして、誠に有難うございました。重ねて御礼申し上げます。
そして、今年は9月の報恩講が1~3日というスケジュールですので、本当に準備期間が限られております。私も危機感を持って既に「御参拝の栞」の印刷データ作成に着手しているところですが、御同行の皆様におかれましても、早め早めの準備を念頭に御協力を頂きます様、お願い致します。
合掌 釋 興真
「あけましておめでとうございます」 2018/1/1
皆様、新年、あけましておめでとうございます。
まずは、年賀状の内容をそのまま転載させて頂きます。
新年明けましておめでとうございます
旧年中はお世話になり、誠に有難うございました
本年もどうぞ宜しくお願い致します
「私はねぇ、苦手意識の為か、ずっと避けて、逃げ回って来ていた、フランス語会話を、今年こそはモノにしてやろうと思っているんだよ。」…元は財界の著名人だが、質素な老後を暮らす八十代半ばの老人が私に語ってくれた新年の誓いの言葉でした。今から四半世紀も前の事です。当時二十四歳だった私には「大人物というのは、晩年になっても立派な生き方をされるものなんだな…」位にしか感じませんでしたが、齢五十となった今の私には大いに共感するものが有ります。人は何故、命尽きる迄学び続け、そして新しい事に挑み続けるのでしょうか?それは自分の愚かさ・未熟さを辨えているからこそなのだろうと思います。私も生涯学び続け、新たな事に挑戦し続ける、そんな人間でありたいと、切に願っています。
皆様と共に歩む新たな一年の幕開けに感謝して、合掌。
霊鷲山選擇寺 住職 釋興真
…だから、と言う訳では無いのですが、老若男女問わず、生涯学び続け、新しい事に挑戦し続ける生き方を志しましょう!と、「今年一年、心掛けて頂きたい事」として、皆様にお願いさせて頂きました。そして、今年は平成最後の年となる事が確定している異例の年明けでございますので、平成の世が終わりを迎えるこの機に改めて、当山の御本尊に脇侍されている尊儀位牌の謂れについて、皆様に説明させて頂きました。元日勤行に御参列頂きました皆々様におかれましては、大変寒い中、深夜の御出勤誠に有難うございました。
本年も、どうぞ宜しくお願い致します。 合掌
平成30年元旦 釋興真