「あけましておめでとうございます」     2017/1/1

 

皆様、新年、あけましておめでとうございます。

まずは、年賀状の内容をそのまま転載させて頂きます。

 

新年明けましておめでとうございます

旧年中はお世話になり、誠に有難うございました

本年もどうぞ宜しくお願い致します

 さて、思い起こせば、興隆上人の急逝によって、全く想像だにしていなかった「後継住職の重責」を引き受ける事となり、浅学无智のこの私が、高田本山で慌しく得度した、「あの日」から、丁度三年の月日が流れました。多くの事が有ったという様な気も致しますが、時の流れ去る様の何と早い事か、そして短かい事か…。

 改めて、この未熟者を支えて下さった皆様への感謝の念が湧いて参ります。

 時に、為すべき事を多く抱える者にとって、時間の経過は「冷酷非情」とも思える程、早く感じる場合が有ります。私もそう感じる者の内の一人なのでしょう。

私には大きな「果たすべき使命」が有りますので、この「冷酷非情な時間」と向き合って相談しながら、何としても本懐を遂げようと、改めて心に誓う次第。

皆様におかれましては、気軽にお寺に立ち寄って頂ければ、誠に幸いです。 合掌

 

      平成二十九年元旦   霊鷲山選擇寺 住職 釋興真 

 

今年は、と言いますか、今年も、霊園の再整備事業(永代供養墓の建立等)をはじめ、研修資料のデータ化作業、草津研修所で行う宿泊研修プログラムの運用開始等々、細々とした課題が山積しております。また、開基興仁上人の御実家や御本家にも、住職襲職以来、まだ挨拶が出来ていない状況ですので、時間を作り、お邪魔させて頂く機会を作りたいと願っております。

どこまでやろうとした事が出来るかは解りませんが、今年も精一杯、当山繁盛の為に力を尽くして参る所存でございます故、何卒宜しくお願い致します。

                           

                     合掌   釋興真

 

 

「本年もお世話になりました」     2016/12/31

 

御無沙汰しております。

いよいよ今年も終わりを迎えようとしていますが、皆様如何お過ごしでしょうか?今年の冬は妙な天気が続いていますね。初雪が記録的な早さで、寒さも厳しかった11月に対し、今月に入った途端、建物に入ろうとするカメムシが減ったと思ったら、暖かい日が続いたり…。

今日に至っても、長靴が無くても外出出来てしまうほど、殆ど積雪の無い大晦日となっており、何かこう、例年の年末風情が感じられない、実感の湧かない年越しとなっております。

ただ、雪が無い分、元日勤行の準備は順調に進みました。あとは皆さんのお越しを待つばかりです。勤労奉仕で連日お集まり頂いた皆様、今年も本当に、最後の最後までお世話になりまして、誠に有難うございました。

「除夜の鐘」は、例年通り23時50分から撞き始めますので、皆様お誘い合わせの上、どうぞお気軽にお越し下さい。

 

それでは皆様、良いお年を!

 

                      合掌   釋興真

 

「今日から三日間、平成二十八年度報恩講法会」2016/09/03

 

 皆様、おはようございます。

 標題の通り、本日より三日間、当山平成二十八年度・報恩講法会を厳修させて頂きますので、皆様お誘い合わせの上、是非御参列下さいます様、お願い致します。皆さんにお配りした「御参拝の栞」に掲載させて頂きました、冒頭の挨拶文を、ここに転載させて頂きます。

 

「御一同、合掌!…」

(平成二十七年九月七日、天拝一光三尊佛奉迎報恩講法会にて)
 御出立の朝、御尊像を乗せて新たなる宿縁の地に向かう高田本山の車を、名残り惜しそうに見送る皆様の姿を拝見し、「一光三尊様をお呼びして本当に良かった…。」と、しみじみと感じた事を、今、思い出します。あの日から早くも一年の月日が流れようとしているとは、唯々驚くばかりです。さて、御尊像の大功徳の御蔭様なのでしょうか、新たにこの選擇寺に足を運んで下さる方が、少しずつですが増えて参りました。本当に有り難い事です。しかしながら同時に、この選擇寺を永年に亘り支え続けて下さった御同行の方達の中には、今生の縁尽きて往生の素懐を遂げられた方もおられます。誠にもって寂しい限りです。
 諸行無常・会者常離(えしゃじょうり)という普遍の真理を、正に自らの生き様によって、私達に教えて下さっている。そんな気が致します。そしてこうも思います。「私達が今、こうして一同に会するという事は、偏(ひとえ)に"遠き宿縁の催し"によるものだとは言え、本当にとてつもない事なのだ」と。
 正に、「一期一会」。そう、二度と繰り返される事の無い、たった一度限りの法会、平成二十八年度・霊鷲山選擇寺・報恩講法会を、これより執り行います。大切なこの法会を勤め上げる重責に、改めて身の引き締まる思いであります。
 申し上げた通り、貴重な貴重なこの機会でございます。御参列頂きました皆様に、より意義深い法会となる事を目指し、少しずつ運営上の工夫を施してあります。
 「作法・式法そのものについては、厳格に守り続けて行くものですが、み教えの伝え方については、 時代の変遷と共に柔軟に改善していくべき。」…これは高田本山の御法主のお考えですが、私も全く同感であります。意味を深く味わう事が出来て初めて、有り難さも実感出来、そして、報恩謝徳の決意が益々固まり、自然と報恩講にお越し頂ける方達が増えて行くのではないかと、そう思うのです。
 今回の法会では、式の進行と同時に解説するスクリーン掲示を増やし、より多くの方に御覧頂ける様、工夫致しました。また、御要望の多かった、正信偈の現代語訳ですが、この栞に四ページに亘って御紹介させて頂いております。大きな声で声明に参加されるもよし、心静かに現代語訳を黙読し、意味を咀嚼してじっくり味わって頂くもよし。皆様の望む形で御参列頂ければと思います。そして、こういった改善点は、私の発案というよりはむしろ、皆様からのお話を聞いた上で改善の参考とさせて頂いたものであります。従いまして、これからも「こうした方が解り易い」とか、「あれは解り易くて良かった」といった御意見を多く頂戴出来ますれば、誠に有り難いと存じます。
 最後に、この法会の開催準備に奔走して下さいました、多くの皆様の尊き御奉仕に、厚く御礼を申し上げ、私からの御挨拶とさせて頂きます。

 それでは皆様、この一期一会の法会、一緒にしっかりと勤め上げて参りましょう。                  合掌


        平成二十八年九月三日    霊鷲山選擇寺  住職  釋 興真

 

 

 

 

 

 

「平成28年度・永代経法会の様子」   2016/08/20

 

 永代経法会に御参列頂きました皆様、誠に有難うございました。

 色々とお話したい事は有るのですが、取り急ぎ幾つかの写真を御紹介させて頂きます。今回は、初日の司会を初めて女性にお願いしました。今まで台所で活躍されていた「いねさん」。割烹着からおしゃれな服装に変身し、早速名司会者として活躍して下さいました。当日美容院に行ったお蔭で、髪型もバッチリ!

 流石は門徒の鑑。如来の三十二大人相を意識した様な、「ブッダヘア」に見えてしまう…なんて思うのは、私だけでしょうか? (^.^)

 

 今回の法会でデビューとなる、「選擇寺雅楽隊」の皆さん。

 受付横で、何やら打ち合わせ。何とエアーで竜笛の練習?

 

 昨年から少しづつ増やして来た椅子席。「どうしても私はお座布団でお勤めしたい。」という方は、今時殆どいらっしゃいませんので、今回も大幅増席。嬉しい事に、増やした椅子席が満席になり、パイプ椅子で急遽増席しました。

 今回から試行させて頂いた、スクリーンでの解説画面。皆さんからは好評だったのですが、急遽増席した席の方達からは見えなく、申し訳無い事になってしまいました。次回報恩講ではスクリーンを増やして皆さんに見て頂ける様にしたいと思います。

 

 たぶん、足の悪い方以外でも、椅子で御参列頂ける様にした方が、皆さん嬉しいんだろうな…。と、勝手に推測し、従来は最後尾の一列(壁際)だけ設置していた椅子席を、ほぼ全面に変更しました。皆さん姿勢が辛くないので、お勤めにも法話にも集中出来て、とっても嬉しそうです。どうですか?この笑顔。

 

 今回の法会より、中日には何とセブンイレブンの売店が出店してくれる事になりました。これでお昼ごはんは準備しなくても大丈夫! 飲食のスペースも、隣のテントに用意していますので御安心を。ちゃんとポスシステムでピッピッピっとやってます。正式名称は「セブンイレブン北上バイパス店・選擇寺出張所」と、勝手に命名させて頂きます。

 

 以上、大変簡単ではございますが、平成28年度・永代経法会の様子を御報告させて頂きます。御参列頂きました皆様、本当に有難うございました。

 まだまだ「かつての賑いを取り戻している…」とまでは到底言えませんが、先代の興隆上人が亡くなられてしまい、参列者が減ってしまっていたこの選擇寺。着々と、法会に御参列頂く方の数が増えて参りました。実際には、「着々と、戻って来て頂いている…」というのが正確な表現です。

 「ありがとう」、「頑張って!」…。本当に有り難いお声を掛けて頂き、多くの方々から尊いお力添えも頂戴致しました。この力を糧に、凡才非力な私ではありますが、皆さんと共にこの選擇寺を更に繁盛させて参りたいと、改めて心に誓う次第。今度共、何卒宜しくお願い致します。

 

                      合掌   釋興真

 

 

 

「平成28年度・永代経法会」御参列御礼 2016/06/20

 

皆様、大変ご無沙汰しております。当HPの更新を楽しみにして下さっている方には、「住職さん入院でもしちゃったの?」なんて御心配をお掛けしてしまっている始末。本当に申し訳無いと、深く反省しております。只々、悪意無く、日々忙殺されております事を、御賢察頂けますれば、誠に有り難く存じます。

 さて、標題の件ですが、今年も盛大に執り行わせて頂きました永代経法会。誠に多くの皆様の御参列を賜りまして、本当に有難うございました。ここに深く御礼申し上げます。

 取り急ぎ、法会に御参列頂きました皆様にお送りした礼状の文面を以下に掲載致します。(礼状の郵送不着の方が何名かおられますので、その方達におかれましては、この場にて失礼致します)

 

初夏の候、御同行各位様におかれましては、御法悦の段、お慶び申し上げます。

 

先日執り行いました、三日間に亘る、「平成二十八年度・永代経法会」では、大変御多忙中にもかかわらず、御参列を賜りまして、誠に有難うございました。

 

今回の法会より、式の進行に合わせ、スクリーン映像でお勤めの内容を解説する試みを開始致しました。スクリーンの位置から離れた席の方達には見え難いといった、幾つかの改善課題は残りましたが、御参列頂いた皆様からはお褒めの言葉を頂きましたので、概ね期待した成果を得る事が出来たのではないかと考えております。

 

また、会館での食事を基本的に業者への外注に切り替えた為、台所で奉仕して下さっていた女性に初日の司会をお願いするなど、新たな活躍の場を提供する事が出来ました。当山開山以来初の女性司会者には温かい拍手が送られ、選擇寺の新たな歩みを予感させる象徴的なシーンとなりました。

 

「あれは本当に良かったね~」、「いや、私はこうした方が良いと思う・・・」、法会の後、新たな試みへの御意見や、改善のアイデアなどを夢中で話し合う菩薩様達を見て、本当に頭の下がる思いに至ると同時に、こういう方達と共に佛道を歩む事が出来る幸せを、しみじみと感じる事が出来た、大変意義深い法会であった様に思います。

 

気候が不安定な折、また次にお会いする日まで、どうぞお体御自愛下さい。

 

皆様の元気な御姿を拝見するのを、今から楽しみにしております。    合掌

 

 法会の様子などの報告は、また改めてUP致します。

 と、言う事で、住職は入院していませんから。どうぞご安心を! m(._.)m

 

                       合掌  釋興真

 

 

 

「今日から三日間、平成二十八年度永代経法会」2016/06/18

 

 皆様、こんにちは。

 標題の通り、本日より三日間、当山平成二十八年度・永代経法会を厳修させて頂きますので、皆様お誘い合わせの上、是非御参列下さいます様、お願い致します。皆さんにお配りした「御参拝の栞」に掲載させて頂きました、冒頭の挨拶文を、ここに転載させて頂きます。

 

 昨年の六月二十日、「住職襲職式」と「笠松故事八百周年記念法要」が執り行われたあの日から、早くも一年の月日が過ぎ去ろうとしています。昨日の出来事の様に思い起こされる程、未だ記憶は鮮明に残っておりますが、法会を無事に勤め上げた喜びそのものよりも寧ろ、来るべき法会の準備に奔走して下さった皆様と共に過ごした「只々、慌ただしくも楽しかった日々」の方が、愛おしく思い起こされるのは、本末転倒というか、何とも不思議な気が致します。

 さて、非定例行事が続いた昨年の永代経と違い、今年の永代経は例年通りの内容で厳修致します。ただ、式法以外の部分では幾つか運営方法に手を加えます。当山開山以来、法会の際は、女性の皆様が深夜・早朝を問わず、会館での食事の準備や片付けの為に、勤行も問法も叶わないという、大変大きな犠牲を受け入れて奉仕して下さっておりましたが、此度の法会より食事は業者に外注し、食堂で奉仕して下さっていた女性の皆様を解放して本堂にお招き致します。既に往生の素懐を遂げられた多くの方々も含め、永年の尊い御奉仕に深く感謝する次第でございます。

 また、今年発足した新たな講「同朋親和講」の皆様より、雅楽隊結成の御提案を頂きました。

 感激してお願いした次第ではありますが、最初から上手な演奏という訳には行かないかも知れませんので、その際は、雅楽隊の成長を温かく見守って頂ければ幸いでございます。

 そして、今後の選擇寺の寺院経営に大きな影響を与えると思われる、永代供養墓を、当山霊園に今年建立する予定です。御多聞に漏れず、当選擇寺におきましても、墓守となる子孫の居ない方からの相談が大変多く、この社会的要請に応える為、選擇寺霊園の蓮池の横に永代供養墓を設置する予定です。伴いまして、永代供養墓の御契約者様や、これから契約を検討される方といった、無宿善の方達が、遠方から多くお越しになる事が想定されますので、皆々様におかれましては、善友として、きちんとした説明が出来る様、今迄以上にしっかりとみ教えを学んで頂きたいと、切に願う次第です。

                合掌      釋 興真

 

 それでは、皆様のお越しを楽しみにお待ちしておりますので、御参列頂きます様、何卒宜しくお願い致します。            合掌

 

 

 

 

「恒例の新年会の様子」     2016/01/10

 

 今年も例年通り1月10日の新年会が開かれました。

 勤行の後はお楽しみの食事会。飲めや歌えや、踊れやで、皆さん大喜び。

 高田山専修寺の歌に合わせて、ご法主様の前でも踊った事が有る、由緒正しき踊りから、破天荒な氷川きよし君の歌と踊りまで、硬軟織り交ぜて大いに盛り上がって頂きました。皆さんお疲れ様です。

 庫裏の二次会では大いに語り合って、殆ど一日中飲んでいました。

 皆さんそれぞれの熱い想いを直接伺う機会は貴重ですので、大変有意義な一日を過ごす事が出来ました。本当に有難うございます。

 

                      合掌  釋興真

 

 

「がんばれ和賀西イーグルス!」 2016/01/09

 

 地元の少年野球チームの皆さんが必勝を期して参拝されました。

 「少年」と言っても、元気な女の子が何人か居て、男の子に負けない位立派に鐘を撞いてくれました。

 近々試合が有るそうです。何と野球では無くて雪合戦というから驚き。

 実は雪合戦は戦略性が高くて奥が深く、全国大会はもちろん、世界大会もあるメジャースポーツなのだそうです。私もいつか観戦してみたいと思いました。

 がんばれ!ニッポンの宝達!

 

 ところで・・・勝てたのかな?

 

                      合掌  釋興真

 

 

 

「恒例の書初め」 2016/01/06

 

 今年も日本ハウスプランニングの皆さんが、仕事始めの御挨拶と書初めにお越しになられました。

 

 この場では、菊池社長から隆善先生に変身。「今を大切にしよう!」と熱っぽく語って頂きました。私からは、昨年数多く見受けられた企業の不祥事に関連して、「誰でも条件次第で罪を犯すという事」つまり、この様な犯罪行為は、決して他人事では無く、私達にいつでも起こり得る、実は身近な問題なのであるという事。そして、それ故に、経営理念などの原点を常に忘れず、自分の心を整える気持ちが大切であるという点について、歎異抄の一節から親鸞聖人の教えを紹介させて頂きました。私自身も心に深く留めておき、強く戒めたいと思いました。

 再び隆善先生から社長さんに変身。皆さん何度か書き直してはいましたが、昨年と決定的に違ったのは、お題の変更で書き直す方が一人もおられなかった事。皆さん新年から心が整っています。(今年は飛躍の年になるか?)

 

 皆さんの作品は、今年も本店の店頭に掲示されますので、立ち寄ってみては如何でしょうか? http://www.jhphome.info/media/1/20110604-map3.jpg

 

                      合掌  釋興真

 

 

 

 

「あけましておめでとうございます」 2016/01/01

 

 まずは、年賀状の文章をそのまま転載致します。

 

 新年明けましておめでとうございます

 旧年中はお世話になり、誠に有難うございました

 本年もどうぞ宜しくお願い致します

 「興隆上人三回忌」「新住職襲職式」「笠松故事八百周年」「一光三尊佛奉迎」「本堂大改修」「興仁上人三十七回忌」「選擇寺霊園大改修」…報恩講や永代経を始めとする定例行事以外に、昨年執り行わせて頂いた、これらの大事業。

 皆様お一人お一人から、様々な形で尊いお力添えを頂戴致しました。

 「全ては、如来大悲の恩徳に謝し奉らんとする、私達の菩薩道の一貫である」とでも言わんばかりの「皆様の凛としたお姿」に、何時も乍ら多くの事を学ばせて頂いた、掛け替えの無い、尊き一年間でございました。

 今年の選擇寺は原点に回帰し、み教えの理解を深める為、共に学ぶ念佛の道場として、しっかりと歩んで参る所存でございます。皆様におかれましても、今迄以上にこの選擇寺に足を運んで頂きます様、重ねてお願い申し上げます。   合掌

 

                 平成二十八年元旦    霊鷲山選擇寺 住職 釋興真

 

 昨年は、当選擇寺にとりまして、大変大きな節目の年でございました。

 振り返りますと、本当に一年間の出来事だったのかと、不思議な感覚に陥る程の、本当に慌ただしく過ぎ去った一年間でございました。

 今年も、恐らく慌ただしくアッと言う間に過ぎ去って行くものと思われます。

 だからこそ、一日一日を無駄にせず、大切にしたいと、改めて思う次第。

 

 さて、今年も年越し恒例の「除夜の鐘~元日勤行」を執り行わせて頂きましたが、今年は昨年の約1.6倍の方達に足を運んで頂きました。例年に比べて極端に雪が少なかった事も有りますが、昨年お迎えした御尊像の大功徳の影響が大きかったのではないかと思います。

 実は2日前まで、今年一年間皆さんに心掛けて頂きたいと考えている話を胸に秘めていたのですが、気が変わって変更致しました。一年間忘れずに居て頂くには、話が長すぎるからです(笑)。

 そこで、昨年一年間心がけて頂きたいと私からお願いした事を皆さんに覚えているか質問してみると、やはり誰も覚えていない。(*_*)

 全ては私の不徳の致すところだとは言え、これは放置出来ない問題です。

 改善する為には、やはり話の内容を簡潔にしなければいけません。

 と、いう事で、今年一年間心掛けて頂きたい事は…

 

 「今まで言えなかった一言を、言う勇気を持とう!」です。

 

 夫は妻に、妻は夫に、子は親に、親は子に、等…「本当は言った方が良いんだけど、今さらなかなか言えない一言」って、誰にでも有ると思います。その一言を、口に出して言う勇気を持って頂きたいと思います。

 逆に、「私はいつも余計な一言が多くて、人間関係を壊してしまう・・・」という御相談も、お寺では実に多いのですが、そんな時でも、「あの時は本当に申し訳無かったね。」という、なかなか言い出しにくい一言を、言う勇気を持って頂きたいと思うのです。

 こんな小さな気持ちの持ち方一つでも、皆さんが心掛けて頂く事によって、「世の中安穏なれ、仏法ひろまれ」という親鸞聖人の願いに少しづつ近づいて行くのではないかと、私は信じています。

 

 今年一年間の皆様の幸せを祈念して、合掌。

 

                                                    平成二十八年元旦   釋 興真

 

 

 

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 真宗高田派

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