本堂に有る御本尊の阿弥陀如来像は、著名な彫刻家である上田直次氏の作。
阿彌陀様の脇には、明治天皇の御位牌がございますが、これは、没後613年
経た後に宗祖親鸞聖人に対して「見真大師」の諡号を下さるなど、浄土真宗
に大変理解の有る明治天皇を、髙名興仁先生が特別に敬愛していた為です。
御本尊以外には、法蔵菩薩像や、宗祖親鸞上人像、そして、当選擇寺開山に
大きな影響を与えた、親鸞聖人高弟二十四輩の第十番である是信上人像など
がございます。他にも、現副住職である、釋信楽師が永年の製作期間を経て
完成させた、開基髙名興仁上人像など、多くの大切な佛像がございます
当選擇寺の鐘楼堂には、六字名号の周りを明治天皇の御遺言が囲むという、
大変特徴の有る梵鐘がございます。
開基髙名興仁先生は、「本願寺聖人親鸞傳絵」つまり四幅の御絵伝が、単に
御開山聖人の一代記としての意味合いに留まらない、「真宗念仏の奥義」とま
で形容されました。御自身の代表著書である「親鸞聖人御絵傳講話」の深淵
な「隠と顕」の世界観を、是非この御絵傳堂で味わってもらいたいと考え、
真宗寺院では他に類を見ない、この様な施設を建立されました。
四幅の御絵傳を、それぞれ大型の油絵として転写して掲示しております。
元の御絵傳よりも大きく、細かい描写が大変理解し易くなっております。
開基髙名興仁先生の銅像が有る「開基堂」は、先生が生前に建立されて、
御自身で銅像に魂入れをされた施設です。
特徴的な建物は、近隣の皆様に親しまれています。
戦後である昭和27年開山の当選擇寺は、明治維新後に新政府が発布した、
「神佛分離令」の影響を受けておりません。従いまして、本来の姿である、
「神佛習合」のお寺です。「神佛一如」の書を掲げ、阿彌陀如来の化身で
ある、熊野大権現を祀っております。
行事の際、大食堂として使用される「会館」は、大勢の宿泊希望者が来られ
た時には、宿泊施設としても利用出来ます。ご利用はお気軽にご相談下さい。
少人数の宿泊希望者の方向けの宿泊施設です。
高田本山のご法主様にもお泊り頂きました。
岩手の選擇寺までなかなか来る事が出来ない関東地方の方や、北陸地方の信者様など、泊まり掛けで、しっかりと学んで頂く為の研修施設です。草津の温泉は日頃の疲れを癒してくれますので、心機一転、み教えを学んで頂けると思います。研修プログラムについては、直接お問合せ下さい。